面状で発熱するため昇温レスポンスが高く、温度分布が均一。耐久性に優れた強固な面状ヒーターです。
絶縁材料として使用されているエポキシ樹脂含浸ガラスクロスは、フィルムヒーターに比べて耐久性が高く高温高湿環境下でも使用することが可能です。平面はもちろん曲げて使用することもできます。

こんな課題ありませんか?
- 加温対象物を均一に加温したい
- 輻射熱で温めたい
- 断線リスクの少ないヒーターが欲しい
エポキシ樹脂ヒーターの特徴

発熱体(グラフトカーボン)をエポキシ樹脂含浸ガラスクロスで絶縁したヒーターです。平面だけでなく、一部のR形状にも密着するように設計されております。
面状発熱体のため、面全体で均一に発熱し、常用120℃での使用が可能です。
遠赤外線などの輻射熱を発生させ、熱伝導のみならず非接触でも対象物を加温することができます。構造上、断線リスクが極めて少なく安全に長く使用いただくことができます。
エポキシ樹脂ヒーターの強み
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温度分布が均一
面全体で発熱するため発熱に無理がなく、全体で素早く昇温しかつ温度分布は均一です。一般的なドータイト式ヒーター(カーボンヒーター)と比較して抵抗安定性が高く、半永久的に均一な温度分布を保つことができます。
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断線がなく安全
通電による消費電力はきわめて安定しており、断線や酸化がありませんので長寿命です。
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抜群の耐久性
発熱素子はガラスクロスを基材としており、耐熱性絶縁材料で一体成型されておりますので耐久性は抜群です。
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輻射熱
発熱素子が完全黒体に近似しており、遠赤外線などの輻射熱が期待できます。
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省エネ
面全体で発熱するため、他の線状ヒーターと比べると同じ電力でも昇温速度が早く効率の良い節電型ヒーターとなります。
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絶縁材料の耐久性
使用している絶縁材料(ガラスクロス含浸エポキシ樹脂)は、他の絶縁材料(ポリエステルフィルム)と比較すると強固で、非常に耐久性に優れております。
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曲げられる
R形状にも密着します。
エポキシ樹脂ヒーターの活用例
- 健康医療機器
- サウナ・和温療法器。
- 空調
- クリーンルーム内空調機器用。
- 鏡の曇り止め
- 洗面化粧台・ユニットバス内防曇鏡用。
- 機器凍結防止用
- チラーなどの霜取り・凍結防止。機器の安定稼働を可能にします。
- 水中用
- 液体保温用、養殖用、タンク凍結防止用
エポキシ樹脂ヒーターの仕様
絶縁構成 | エポキシ樹脂含浸ガラスクロス | エポキシ樹脂含浸ガラスクロス(水中用) | ||
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2G | GN’ | 5G | 6G | |
標準厚み | 0.80mm | 0.50mm | 2.00mm | 2.20mm |
消費電力許容 (ヒーター表面温度) |
100W未満±15% 100W以上±10% 1KW以上±10% |
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常用温度 | 120℃以下 | 100℃以下 | 40℃以下(水中) | |
許容ワット密度 | 0.25W/㎠ | 0.18W/㎠ | 0.7W/㎠(水中) | |
絶縁抵抗(常態) | 100MΩ以上 | |||
絶縁抵抗(水中) | 50MΩ以上 | |||
耐電圧 | 1,000V/1分以上 | |||
製造可能寸法 | 980mm×1,150mm以下 | |||
その他 | UL その他外国規格適合品も製作いたします。 |
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